リサイクルトナーにはどのような保証があるのか

リサイクルトナーを使用しているときに不具合が出た際には保証をしてもらえるのかどうかが気になる人もいるのではないでしょうか。純正トナーと違ってリサイクルトナーは不具合が起こりやすいことが知られているため、万が一のときの保証があると嬉しいでしょう。

この記事ではリサイクルトナーの保証の実態について解説します。

リサイクルトナーを使うとメーカー保証はなくなる

リサイクルトナーを利用するときに気を付けておきたいのがメーカー保証の喪失につながることです。メーカーでは複合機やプリンターなどを購入してから1年間程度は無償修理の対応をしています。複合機やプリンターなどの初期不良が起こることはあり得るため、製造時に不具合があった可能性もあることを考慮して無料で出張修理をしたり、宅配便の着払いで送ると修理して運んできてくれたりするサービスがあるのです。

ただ、メーカーが推奨する使い方をしていなかった場合には無償修理の対象外になってしまいます。メーカー保証がなくなる事例として典型的なのが純正トナー以外を使用したというものです。リサイクルトナーも純正トナーではないので該当してしまい、初期不良だったとしても有償での修理になります。

この点には留意した上でリサイクルトナーを利用するのが大切です。

リサイクルトナーの保証はリサイクル業者によって違う

リサイクルトナーには純正トナーに比べて不具合が多いことがよく知られているため、リサイクル業者としてはいかにして消費者に不安なく買ってもらうかが重要になります。その対応策の一つとしてよく注目されているのが保証です。

メーカー保証と同じように故障したときには無料で修理するといった形で対応しているリサイクル業者はたくさんあります。その具体的な内容は以下で詳しく説明しますが、どのような保証をしているかは業者によって違うので注意が必要です。

リサイクルトナーの不具合があって動作しないときには保証を受けられる場合がありますが、どのような内容の保証なのかは業者によって異なります。また、リサイクルトナーを使用したらプリンターが壊れてしまったという場合に、プリンターの修理費用を保証してくれるのかどうかも業者によって違います。

リサイクルトナーを選ぶときには業者がどのような内容の保証をしているのかを細かく見ることが大切です。万が一の事態は起こり得ると考えて、受けられる保証の内容に納得した上で利用するのが重要です。

→リサイクルトナーと純正トナーの違いを考えてみよう

典型的な修理保証と交換保証

リサイクルトナーの保証として最も典型的なのは修理保証または交換保証です。購入したリサイクルトナーに不具合があった場合には無償修理をしてくれるのが修理保証です。不具合があったときにリサイクルトナーを新しいものに交換してくれるのが交換保証と言われています。

単純にリサイクルトナーの保証をしているという場合には修理保証か交換保証のどちらか一方、または両方を指すのが一般的です。多くのリサイクル業者では不具合があった場合にはカスタマーサービスに連絡を行い、状況を説明した後、指定された場所に不具合のあるリサイクルトナーを着払いで送ります。

あるいは自宅までリサイクルトナーの回収に来てもらう仕組みのところもあります。そして、業者の工場で検査などが行われて、修理可能なら修理をしますが、修理が難しい場合には交換で対応するというのが通例です。もし不具合が見つからなかった場合にはそのまま同じリサイクルトナーが送り返されます。

修理保証や交換保証は購入時点から一定期間に限られている場合がほとんどです。1年間が目安ですが、購入時点で申し込みをして手数料を支払うと長期保証を受けられるケースもあります。また、業者によっては標準で永久保証をしていることもあり、使っている途中で不具合が生じた場合にも保証を受けることが可能です。

→仕組みを知ってからリサイクルトナーを活用しよう

返金の保証

リサイクルトナーの保証には返金に対応するものもあります。返金保証は不具合があったときにリサイクルトナーの代金を返金してもらえるのが特徴です。ただ、返金条件がリサイクル業者ごとに大きく異なるので注意しましょう。

一般的な傾向としては、リサイクルトナーの色や印字の品質を確認してもらうためのサービスとして提供されているのが返金保証です。リサイクルトナーは純正トナーと色合いが異なることが多く、印字の鮮明さにも微妙な違いが見られます。

試しに使用してみたら、この色合いでは全然だめだという場合もあるでしょう。その際にはリサイクルトナーを返却する代わりに代金を返してもらえるのが返金保証の仕組みです。

返金保証はお試しのためのサービスなので期間が短く設定されているのが一般的です。購入時点から1ヶ月以内というのが典型的です。満足できたかどうかが重要なポイントなので、特にリサイクルトナー自体に不具合がなかったとしても対応してもらえます。

修理や交換の代わりに返金保証をするというケースもないわけではありません。ただ、業者としては途中まで使用したリサイクルトナーに対して返金するのは大きな損失になります。そのため、保証期間が短くなっているか、認識されなかったときくらいしか返金対応をしてもらえないのが通例です。

→高品質のリサイクルトナーを選び出すためのコツ

プリンターや複合機の修理保証

リサイクルトナーを使ったらプリンターや複合機が誤動作を起こすようになってしまったようなときにも保証をするリサイクル業者もあります。プリンターや複合機の修理保証がある場合には、修理代金の一部または全額を負担してもらうことが可能です。

何を条件にして保証を受けられる仕組みにしているかはケースバイケースですが、使おうとしたら壊れたという事実を伝え、修理の見積書や領収書を送ると対応してくれるのが一般的です。不具合があった時点でリサイクル業者に相談し、保証対応をして欲しいと言って指示を仰ぐのが無難です。

プリンターや複合機の修理保証の保証期間はメーカー保証と同じ1年間のことが多くなっています。


リサイクルトナーを選ぶときには保証も考慮しよう

リサイクルトナーを使用すると純正トナーとは違って初期不良でもメーカー保証を受けられなくなります。品質保証や返金保証も重要ですが、プリンターや複合機が故障した場合にも保証を受けられるリサイクル業者は魅力的です。

リサイクルトナーを選ぶときには保証の内容も考慮して安心して使えるものを選ぶようにしましょう。

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